スクープの是非

2018-08-31 07:11

9/12におそらくはiPhone、それにApple Watchの新型が発表される。それと同時に発表内容の一部が報道されてしまった。

AppleWatch4

引用元:9to5Mac

この見事な写真はAppleが作ったものでしかありえない。なぜ2週間も前にリークされてしまったのかわからないがこれで本番の驚きが80%減である。

Webのニュースサイトは人が興味を持つ記事を掲載することで生計を立てている。それは理解できるが、せめてこれはふせておいてほしかった。iPhone Xの背面だけで十分ではないか。生計をたてることと、皆の楽しみをダメにすることとハカリにかけた、、のかどうかは知らん。自分たちが手に入れたくらいだから、自分たちが発表しなくても、他の誰かが発表するという判断もあっただろうが。

それはそれとして

噂通りApple Watch4では画面が大きくなる。そうすると何がいいかといえば、一画面にいろいろ収められること。あれこれためした挙句、

「時計画面からあれこれ選択できるのがよい」

という結論に達した。時計画面からアラームを呼び出す、スワイプして隣の画面から瞑想アプリを呼びだす。

つまり時計の画面はアプリランチャーでもあるべきなのだ。そう考えるとこの広くなった画面は大変使いでがよろしい。まあ多分Apple Watch8くらいは自分で買うことだろうから、その時は大画面のもたらすメリットを堪能しよう。

今年の秋にはたくさんの新製品が発表されると噂されている。となると私が一番待ち望んでいるMacBookは来月かな。。。


ワイプの正体

2018-08-30 07:07

NHKしかみない私だが、最近NHKにもワイプなるものが進出してきた。ワイプとはなにか?

ワイプとは、VTR中にスタジオにいる人たちを映す小窓のこと。
いまでは数多くの番組で使われ、視聴者からは「邪魔だ」「うるさい」などという批判の的にもなっている。

引用元:日本テレビの“罪”――ワイプの発明(てれびのスキマ) - 個人 - Yahoo!ニュース

問題は、なぜ多くの番組がワイプを取り入れるか?にある。批判する文章はよく見るし、「批判されないワイプ芸は」という文章も存在する。しかし肝心な「なぜワイプは増えているのか」についてまともな説明を聞いたことがない。

私の友人でTVの制作会社に勤務している男がいる。先日この質問をぶつけてようやく納得できる回答があったのでここで紹介する。

あれは

「どうでもいい内容であっても、ワイプ内でリアクションを誘導することにより、”おもしろい”と視聴者に錯覚させるための仕組み」

ということらしい。

どうしようもない冗談であっても、周りが笑っていると思わず笑ってしまうことがある。その効果を狙っているのである。

そう考えれば、あのワイプというものは通販番組の

「あー」

「ほー」

というわざとらしい声と同一のものではないか。どうしようもない商品でもあの声が重なるとそれっぽく見える。このように

「視聴者の反応を意のままに誘導する」

ことで制作費をケチったコンテンツでも全体としてそれらしく見せることが可能になる、、と思っているのだろう。

ワイプが蔓延し、それが原因かどうか知らないが視聴者はTVを見なくなってきている。視聴率は今や二桁を越えると大成功と見なされるようだ。

すると制作費が削られ、ますます「ワイプで視聴者誘導」が増え、という循環サイクルに入っているように思える。まあワイプがあると知った段階でその番組は見なくなるから私には関係ないことなのだが。昨日見たこれとかワイプの文字もなくても見事な出来だったが。


イノベーションのジレンマ

2018-08-30 07:07

ここで述べたいのは、有名なクリステンセン教授のそれではなく、プライベートバージョンのほうである。すなわち

「会社は声高にイノベーションを語るが、ではと新しい提案を持ち込むとすべてボツになる。しかもその理由がよくわからない」

というものである。「酒もってこい」と言われたので持っていくと、何を持っていても「これじゃない」「これはちょっと違う」と言われる状態。そうこうしている間に、隣の客が拒絶された酒で大にぎわい、というのもよくある話。

原因は単純で、日本では経営者がイノベーション(に限らずあらゆる変化を)を(本音では)拒絶しているから。つまり日本の経営者が無能だから。ちなみに私は一生絶対経営者にならないから言いたい放題である。

さて

私がそんなことを言ってもなんの説得力もない。というわけで他人の言葉を引用する。

4つ目が一番難しいのですが、経営陣や役員クラスで、自らリスクをとって、アイデアが事業に成長するまで、困難に一緒に立ち向かい、イノベーターたちを擁護する存在です。「なぜ優秀な人材を芽も出ていない事業に使うのだ」「資金を使いすぎだ」といった社内外の雑音からイノベーターたちを守る「ガーディアン(守護神)」です。この役割の人がいないと、いくら1,2,3の人たちが目覚ましい働きをしても、イノベーションは頓挫してしまうことが多いのです。

 大企業には1,2,3になりうる人はかなりの数がいると考えていますが、4は稀少です。

引用元:日本企業はどのようにしてイノベーションを活性化すべきか ――東京大学大学院経済学研究科特任教授 半田純一 | DHBRインタビュー|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

つまるところ、経営者の立場からイノベーションを推進する人がいない限り、どんなアイディアをだそうが時間の無駄に終わる。

いや、いまとある事情で「イノベーションの出し方を学ぼう」みたいなところにいかされているのだが、そこでうっかり

「ここに経営者の方はいますか?いないならこれは全部時間の無駄です」

と言ってしまわないか自分でひやひやしてるんですよ。最近歳をとったせいかこういう軽率な発言をしがちでねえ。



スピーカーをめぐる戦い

2018-08-28 07:05

ほんの少し前まで「スマートスピーカーはAmazonの勝ちで決着」という論調が見られた。毎年社内勉強会のネタにさせてもらっているメリーミーカーのInternet Trendレポートだが、彼女と私が意見が一致しない点がある。私はまだスマートスピーカーは使い物にならないと思っている(使ってもいないが)彼女は音声認識技術が進歩し、製品として成立すると思っている。彼女が論拠に示すのが、Amazon Echoの出荷台数と使えるアプリの(スキルと呼ぶらしいが)の数の増加。

しかしどうやらスピーカーをめぐる覇権争いの行方はまだ混沌としているようだ。

A year ago, everyone was buying an Amazon Echo. Here’s how Google turned the tables.

引用元:Amazon Echo is losing smart speaker market share to Google Home. Here’s why.

Goolge Homeと呼ばれるスマートスピーカーの出荷台数が増しているらしい。

私の考えでは、これはまだニッチな製品であり皆が家に一台持っているようなものではないし、当面その状態が変わることもない。まだ先は長い。

さて

先日別のところで、Yahoo Japanがどのようにユーザデータを取得し、企業に販売しているかの公演を聞いた。同じIDでYahooのサービスを利用すれば、その人がどこにいつ移動し、何を買い、何に興味をもっているか丸わかりであり、彼らはそれで商売をしている。

今更ながらそうした情報を提供し「自分を商品にする」ことの恐ろしさに思いあったる。それからYahooのサービスは極力使用しないようにしている。

こうなると結局Timに頼るのが一番安心だ、という結論になる。いろいろ細かい話はあると思うが、Appleは基本的にハードウェアを売って金を得ている。ユーザ情報を売って金を得るFacebook,Yahoo,Googleとは根本的にそこが異なる。

というわけで、我が家にスマートスピーカーを置くとすればApple製品以外にはありえない。Apple TVが長い時間をかけてようやく使える製品になったのと同じく、HomePodが使える製品になるとよいのだが。今はTV+Apple TVで音楽を聞いているからやはり面倒なのだよね。あと音質もイマイチだし。

Tim,今年はMac BookとiPhoneを替える予定。来年はぜひApple TVとHomePodをなんとかしたいものだ。期待しているよ。


戦艦大和ノ最期

2018-08-27 07:17

昨日昔のブログを読み返していて、この文章に出会った。

進歩のない者は決して勝たない 負けて目ざめることが最上の道だ
 日本は進歩ということを軽んじ過ぎた 私的な潔癖や徳義にこだわって、本当の進歩を忘れていた 敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか

引用元:戦艦大和ノ最期

1980-90年代には「日本の力はすごい」と思い込み、それから30年だらだらと衰退してきた。家電の分野で一時は完勝したと思っていた米国に手も足も出ず、それどころかかつて格下とみなしていた韓国、台湾、中国に援助を依頼する有様である。その過程で

「不謹慎だ」

「●●の感情を考えたことがあるのか」

「謝罪しろ」

「これが●●流だ」

と「私的な潔癖や徳義にこだわって、本当の進歩を忘れていた」

多分戦艦大和を出撃させ、多くの若者を無駄死にさせなくても目覚めることはできる。敗れたことを認めれば、目覚めることができるかもしれない。


ほんたうに民主主義はいいものかしら

2018-08-24 07:05

第2次大戦が終わってからというもの「民主主義=善」となんとなく考えている。我々が享受している経済的繁栄は、民主主義の結果だとなんの根拠もなく考えている。

であれば、

共産党しか存在せず、インターネットが政府の検閲下にある中国が繁栄するわけがない。そうでなければ理屈がなりたたない。

しかし

そうはなっていない。今とある理由で「先進技術応用例」を集めている。実際の社会で実装される先端技術の例をみていくと、中国のものだらけである。

より良いアルゴリズムを作るのにおいて最も大切なものは偏りがない全量データだ。ただし、個人のプライバシーや企業秘密が神聖な権利となっている社会では、私人や私企業の全情報を総動員してアルゴリズムをつくることは難しい。

だけど、中国ならそれができる。例えば中国企業によるアルゴリズム融資の精度は非常に高いのだけど、これは個人情報保護を完全無視しているからこそ達成できることだ。

引用元:民主主義と自由権はそろそろ終わるかもしれない|Taejun|note

モリカケだなんだと大声で騒いている人間は、「そもそも自分たちが信じている正義は本物なのか」と自問するべきだと思う。役人が、総理大臣の意向を忖度し、規則をまげることはけしからん。なるほど。

じゃあなぜ(たぶんそんな事例が山ほどある)中国はあんなにうまくやっているんだ?この問いに真正面から答えようとした例を、引用文の他に知らない。(いや、たぶんいっぱいあるんだろうけど)

「民意」は尊重しなければならない。そう教えられて来たし、多分それはある程度正しい。王様が気ままに戦争をしかけた時代に戻っては困る。

しかし「現在の民意の反映の仕方」が正しいのかどうか、はつねに見直すべき。何度も言われていることだが、会社を民主主義で経営すると絶対にうまくいかない。これはなぜだ?じゃあどういう場合にうまくいってどういう場合にうまくいかないのか?実事求是じゃないけど、そう考えれば「民主主義無条件に万歳」とはならんのではなかろうか。



アートとデザイン

2018-08-23 07:22

人間中心設計が嫌いだ。デザイン思考とは何をいっているか何度聞いてもわからない。ラピッドプロトタイピングとか何度も繰り返しとかは別に今発明されたことではない。

それらを聞いていると

「それは磨く手段であって、新しいものを作る方法じゃないよね」

といつも思う。しかし幸いにもそう考えているのは私だけではないようで、最近いくつかの(私にとって)有望な手法に出会う。

「しかし、卒業する生徒たちに『あなたはこの授業で素晴らしいプランを作成したから、卒業したらこれで会社を起こすんだよね?』と聞いても『No』と言われる。『どうして?』と問うと、『興味ないから』と返ってくる」

引用元:アートシンキングとは?「良い子のままじゃ、イノベーションなんか生まれない」 不確実性の時代を突破するフレームワーク

ユーザを観察しました。そこから発想をえて、プロトタイプを作り、何度もユーザフィードバックをうけて磨きました。収益性に関する「もっともらしい」計算も作り上げました。

そんなのは「サラリーマンが日々をやり過ごす」方法であり、画期的なサービスを生み出す方法ではない。心の底から

「これはすごい。なんでこれが世の中にないな誰もやらないなら俺がやる!」

と言えなければ何も起こらないのだ。なんとか思考とかなんとか設計にはこの観点が決定的に欠けている。

というわけでアートである。芸術とは奇妙なものだ。なんの役にも立たないのに、ちゃんと産業としてなりたっているしごく少数だがそれで生計を立てることができる人がいる。音楽とおなじくらい馬鹿げている。

いや、ここで「馬鹿げている」というのは人間の感情を勘定にいれていないから。それができなければ全ての「ビジネスプラン」はただのホラに終わる。

全てを一旦無視して、自分の感情に従うような「モンスター」を生み出すパッションが、作品作りには必要なのだという。

「良い子のままじゃ、イノベーションなんか生まれない」。ビューロゥ氏はニヤリと笑った。

引用元:アートシンキングとは?「良い子のままじゃ、イノベーションなんか生まれない」 不確実性の時代を突破するフレームワーク

ここまでこの文章を読み「これこそ私がもとめていたものだ!」と思った。ところがぎっちょん。

冷静にそれぞれの意見を比較し、何が一番チームにとって重要なのか、それぞれがどうチームに貢献できるのかを問い直す。

3日目の午後にメンバーの意見がまとまりはじめ、各チームとも猛スピードで作品の仕上げに入る。

引用元:アートシンキングとは?「良い子のままじゃ、イノベーションなんか生まれない」 不確実性の時代を突破するフレームワーク

なんでチームで「メンバーの意見をまとめ」るかな?アートって集団で作るもの?違うでしょう?グループで作ってもいいんだけど、アートって基本的にわがままなものでしょ?ミケランジェロは多くの人の力を借りたかもしれないけど、その作品は「ミケランジェログループ」の製作じゃないでしょ?

アートする人間の数だけ提案があるべきなんだよ。なんでチームでまとめるの?

幸いこのアートシンキングというのはまだいろいろなところで勝手な流派が出来上がっている状態らしい。というわけで私も勝手に旗をあげよう。名付けて

Individual Art Way-個人的美道

新しいもの、偉大なものはグループで議論してもよいしそれは有益だ。しかしあくまでも「個人個人が考える」ことが必要。「皆でアイディアを出し合う」なんてのは時間の無駄。

そしてそこに必要なのは「理屈」ではなく「美」。「美」とは何か。人の心を動かすもの。動かすのは発案者自体でもあるし、それに触れる人。人間は自分の感動を人に伝えずにはいられない。

そしてそれは思考とか設計とかではない。「道」なのだ。「道」とは万物を貫く共通の心理であり、、あとは荘子を読んでください。

というのは今私が5分で考えたものだが、なかなかよくないですか?うん。これからこれを名刺にも書いておこう。



ここから得られる教訓

2018-08-22 07:05

長年生きて来て「大言壮語するやつにはろくな奴ないない」という経験則を作り上げた。概ね正しいのだが、こういう現実から目をそらしてはならない。

mixi全盛期に、mixi内のあっちこっちに 喫茶店を成功させる→ その金で映画を作る→ その映画で世界を変える→ 岡本太郎を超える とか意味不明な事を書き込んでた阿呆が居たが…… ……後の「カメラを止めるな!」の監督だった
教訓: 痛いヤツが化ける事も有る #utamaru

引用元:Tweet

何を学ぶかというと

「他人についてとやかく言っている暇があれば、自分のことを考えなさい」

ということであり、この歳にしてそのことにやっと気がつくとは、まあ気がつかずに死ぬよりマシだな。

「カメラを止めるな!」監督のエピソードを読むたび、そのころの監督を知っていれば、冷笑している自分をまざまざと思い描くことができる。そして私は何もつくらず、彼はおそらくは歴史に残る傑作映画を作る。

インターネットの普及によって、何がよかったかといえば

「イタイ人は世の中にものすごい数で存在しており、その人について何かコメントしていれば、それだけで一生が終わることに気が付いた」

ということではなかろうか。

というわけで問題は「ではあんたは何がしたいの?」ということなのだが。

子供が小さかったころ

「お父さんは何になりたいの?」

とよく聞かれた。その質問をうけると視線を下に落とし口ごもっていたこを彼はおそらく覚えていないだろう。

「お父さんは何になりたいの?」



いくつかの断片

2018-08-21 07:08

最近日大の異常な体質とか、ボクシング協会とかの会長が話題になった。昔だったら「そういうものだ」で片付けられていた異常さが世間にさらされるようになったのはいいことだと思う。

その一方なぜか全く取り上げられないニュースもある。これもその一つ。

職員へのパワーハラスメント(パワハラ)を理由に山形大が同大xEV飯豊研究センター(山形県飯豊町)のセンター長を減給約1万円とした処分について、大学側は31日、組合が7月30日に提出した2度目の要求書に回答した。今回も処分の根拠は示さなかった。

引用元:<山形大パワハラ>減給1万円処分の根拠 山形大再び「ゼロ回答」 | 河北新報オンラインニュース

何がおこっているかわからないが、何かよからぬことが起こっている山形大学である。本ブログでも前にとりあげたことがあるが、ここにも気が狂った学長がいるようだ。そして誰もそれを止めることができない。

教育行政に力をもっているはずの文部科学省は一体何をしているんだろうねえ。日大も今だに理事長が居座っているし。

---

そろそろ甲子園が終わる。NHKはいい加減に全試合中継をやめろと思うが、私が言っても誰も聞かない。一ついいのは甲子園が終わると夏が終わること。そして秋にはAppleの新製品発表が行われる。

Bloombergが、Appleは、2018年秋に、低価格でRetinaディスプレイを採用した「MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)」を開発している可能性があると伝えています。

引用元:Bloomberg:Apple、2018年秋にMacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)とプロ向けMac miniを発売する計画? | Rumor | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

この噂はずーっと存在している。そして8年前に買った私のMacBookAirは時々画面にノイズがはいり「とうとうきたか」と思うこと数度。いまだになんとか動いている。

MacBookなのかMacBookAirなのか。$1000以下なのか$1200なのか。もう細かいことはどうでもいいから早く売ってくれ。Tim.それに合わせてiCloudの無料容量を200GByteにどーんと増やそうよ。

ああ、9月が待ち遠しい。今であれば「ああ早く。9月になれば。うぉーうぉーうぉー」といった某歌手の気持ちがわかる。


ユーモアのセンスがもつ意味

2018-08-20 07:17

ブログの書き方としては、いろいろあるのだろうが最近心がけているのは「笑える要素を探す」である。怒りはいいとしてそれだけで終わってはいけない、と考えてはいる。そうはいっても読み返してみれば自分にそれができていないのは明白。だから目標である。

0歳から25歳くらいまで、詐欺に騙されたり、ホームレスをしていた時があって。そこで毎日ブログを書いていたんです。

食べるものがない、頭が回らなくなってきたって、普通に考えたらキツいじゃないですか。でも、それをブログに書くのは、ネタとしていいじゃないですか。滑稽というか。

一歩引いて自分を見た時に、コメディにして、それをブログにアウトプットして、エンタテインメントにして書いてたんです。どんなに悪いこと、バッドなことがあっても、コメディのネタになったので、結果的には悪いことが起こらない。

引用元:日本全土に大感染『カメラを止めるな!』爆発的ヒットはこう生まれた(柴 那典) | 現代ビジネス | 講談社(2/5)

「カメラを止めるな!」の監督のインタビューである。当事者にとって悲劇でも一歩離れればよくて喜劇。大半の場合は「どうでもいい」ことである。

Sense of humorの大事さについてはこのブログでも何度か書いて来た。思うに現実は直視するとして、現実の出来事には「他人事」として考える視点が必要だと思う。そればかりだと自分の感情の持って行き場がなくなるが、他人の視点をもつことでよりよく対処できる可能性が高まる。

そして「自分を笑い飛ばす」ということは、自分を「他人事」としてみることである。これがSense of humorが重要な理由だと信じるに至った。

先日「スターリンの早々狂想曲」という映画を見た。極めて真面目に作られた映画で、起こっていることはほぼ事実。ベリヤという秘密警察の長が恐ろしい性犯罪をすることまでちゃんと描かれている。

しかし映画自体は「ブラックコメディ」ということになっている。あまりに陰惨で悲惨な事実も、コメディの皮をかぶせて笑い飛ばすしかないし、それは可能なのだと思う。

と書いているそばからこのエントリーのどこにユーモアがあるのか、ということになるのだが、この年にしてようやくこの悟りを得たことを笑ってください、ではダメですか。いや、それしか思いつかないもので。


昔は良かった

2018-08-17 07:08

最高の贅沢とは何か?一つの回答は

「名もなき人たちのいく世代にもわたる地道な努力で向上した生活を”あたりまえ”のことと甘受しながら、”昔の方がよかった”とつぶやくこと」

ではなかろうか。なぜこんなことを言いだしたかといえば

食中毒による死者数

終戦の年の死者数がすさまじい。それどころじゃなかったんだろうな。

私が生まれた頃は、まだ年間100人以上の人が食中毒で死んでいたことになる。(おそらくもっと多かっただろうが)こうした事実から目をそらし「昔はよかった」という人にはただにこやかに笑っていれば良い。

---

私んは狂信的Apple原理主義者なので、8年も故障なく動いているMac Book Airと中古で1万円だったが十分機能するiPhone 5Sを使いながら

「昔のほうが、Apple狂信者の存在感があった」

などと感じることは、、、ちょっとはある。なぜみなMacを使わずDOSなんか使ってるんだ、と怒り狂っていた頃のことを少し懐かしく思い出すこともある。それと「最高の贅沢」をこころから楽しむ人たちの違いといえば、自分が狂っていることを多少自覚していることくらいか。


ピカソという人

2018-08-16 07:02

何度目かわからないが、箱根彫刻の森美術館のピカソ館にいった。

前行った時は

「なんだ。どうでもいいような皿しかないじゃないか」

と思った。今回も2割くらいそう思ったが驚いたことがあった。

彼が70過ぎてもどんどん新しい素材、手法に取り組む意欲。これには驚いた。やたら飾ってある、小学生が作ったようなお皿はほとんど70−80代の頃の作品なのだ。名をあげ、財もたくわえたんだから少年サンデーでも読んでのんびりすればいいじゃないか、と思うが当然そんなことはない。

思うに

「創作」といのは一種の病気なのだと思う。先天的な疾病であり、多くの場合死ぬまで治らない。この病気をもって生まれてきた人は、常に何か作っている。それの巧拙はあるが、この病気を持っていない人とは明らかな違いがある。と私が言っても説得力がないと思うので、偉人の言葉を引用しておく。

松任谷:だから、曲とか詞を書くっていうのは、もう生活、生理、いっしょだから、食事したり歩いたりすることと。 言われる前から書いてるのよ、人が止めようと、勧めようが、勧めまいが。自分の欲求として、もう幼い頃から作っちゃっている。 もちろん、ある日突然、書きたくなって、自分で書いたものを、自分の言葉を歌いたくなって ひらめいちゃって、ってことはあるかもしれないけど 書いて歌うようになりたいんです、って言っているようだったら、書かない方がいいと思う。



詐欺の終焉

2018-08-09 07:01

Magic Leapという「こんなことができたらいいね」と一瞬だけ思わせるARのデモビデオをつくる会社があった。その詐欺が終焉する時が来た。彼らが実際に製品を作ったのだ。

MagicLeap

引用元:9to5Mac

メディアのレビューは一貫していて

「おもしろいけど、買う意味はない」

というもの。まあVRだのARだのはずーっとそうだけど。このメガネをかけて外を歩くには相当の度胸がいるだろう。そう考えればGoogle Glassはまだまともだったな。

VR/ARに関していえば「何ができそうか」ではなく「何ができないか」が明らかになっている段階。ありきたりのデモはもうたくさん。新しい可能性やら、「これなら使う」というものを見せて欲しいと思ってはいるが、VR/AR原理主義者は同じ売り文句を繰り返しているだけ。

というわけで、何年あとになるかわからないがTim-Appleが何を発表するかを楽しみにほそぼそとAR/VRの仕事をやることになる。それはいつだろうね。


イノベーション

2018-08-08 07:06

Techcrunchとかをみていると、見出しをみただけでそのスタートアップが日本のものかどうかがわかる。日本のスタートアップはとにかく

「新しいマッティング」

「新しい隙間サービス」

しかやらない。いや、本当はちゃんといろいろ取り組んでいる企業があるはずなのだが、メディアにはさっぱり登場しない。

特に日本で見られないのが「高度なテクノロジーを活用したスタートアップ」だ。なぜこんなことを改めて考えたか。先日この記事を読んだから。

このプロジェクが始まった当初、チームはたくさんの気球を飛ばし、地球上を常に周回させようと考えていた。しかし14年ごろになって、決められた場所の上空に気球を静止させられるようになったため、特定地域の上空に数機の気球を飛ばす方法に転換した。

引用元:ケニアの空へ飛び立つグーグルの気球インターネット、商用化で待ち受ける新たな課題|WIRED.jp

気球を使って広い範囲にインターネットを提供する。うん。それができればいいよね。人工衛星より安いことは間違いない。でも風吹いたらどうするの?

この文章にさらっと書いてある「決められた場所の上空に気球を静止させられるようになった」という言葉の重みには驚愕する。なんだそれは。なぜ風まかせの気球が任意の位置に停止できるのだ。

読んでみれば

「上空に吹いている風を機械学習で学習し、上下に移動することだけで、進みたい方向の風に乗る」

というとんでも無い方法である。理屈としてはなんとなくわかるが、そんな方法が実際に動作するのが信じられない。しかし彼らはやってのけたのだ。

1エンジニアとしてこれは本当に驚嘆すべき成果だと思う。どうして日本からこういう話が聞こえてこないんだろうね。



アベ政治を許さない

2018-08-07 07:03

なぜ自民党の総裁が二期だったかについてはいろいろ理由があるんだろうが「長期政権になるとロクなことがない」という知恵も少しはあったんだと思う。

夏の時間を早めるサマータイムについては、オリンピック組織委員会の森会長が安倍総理大臣に2時間、早めることを提案していました。安倍総理は「一つの解決策かもしれない」と前向きな姿勢を示したということです。政府内では来年、試験的に導入する案が浮上しています。2時間繰り上げた場合、午前7時にスタートするマラソンは今の時間で午前5時に開始となります。

引用元:五輪でサマータイム?暑さ対策…総理が前向き姿勢

このニュースにもいろいろな裏があるのだろう。森くんの顔をたてるためだとか、どさくさに紛れて中央官庁のどこかに救っているサマータイム原理主義者が暴れ出したとか。あるいは何かもっと重要な問題から目をそらしたいのかもしれない。

しかし表面にでてきた情報だけを見れば

「アベ死ね」

としかいいようがない。そんなに暑さが問題なら、マラソンのスタートを午前5時にすればいいだけじゃないか。日本中のコンピュータシステムがどうなるかわかってんの?改修と試験に2年しかないんだよ。おまけにその「改善」は2年でゴミ箱行き。こうすれば内需が賑わってインフレになるとでも思ってる?そんなにバカなことがやりたいならピラミッドでも作れば?

何もわかってないよね。多分どっかのバカが

「サマータイム導入すれば支持率上がりますよ。憲法改正が通りやすくなりますよ」

とかいってそれを間に受けたんだよね。

そしてアベくんがあと3年総理でいることが確定しつつある今、誰も彼に異論を唱えることができない。私が中央官庁の役人だったら、国民生活がどうなろうが、日本がどうなろうが総理の意向に逆らって自分の首が飛ぶことのほうが怖い。だから適当に受け流し、法案を成立させると思う。

今の職場は国会議事堂のすぐ近くにある。冗談ではなく、サマータイム反対のデモがあったら俺は参加する。しかし私もいい歳だ。たんに叫ぶばかりでは芸がない。ここはやはり中国の知恵から学びたいものだ。

中国のデモ

「秘蔵のお宝を全部捨て、中国のアニメだけ観よう」

「独身でいい、日本人の女は要らない」

「日本の小型車には乗らず、自転車にだけ乗ろう」

「アニメ観るのは喜羊羊だけ、コスプレするのは灰太狼のみ」

引用元:The Useless Journal of CHINA

せっかくデモするにはこれくらいのスローガンを掲げたいものだが。はて、私にそのセンスがあるかどうか。


マーケティングのその前に

2018-08-06 07:11

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の言葉で気がついたのだが、人間には自分の感情を他人と分かち合いたい、という強い欲求がある。この傾向が進化の上でどういう役割を果たしたのかはよくわからない。実はここらへんに「人工知能」の大きな鍵が潜んでいる気がするが、それは今日書きたいことではない。

何かを気にいると、それを他人に勧めずにはいられない。他人がそれを購入しても自分に1円もはいるわけではないのに。無料でセールスマンになる。そして今やインターネットのおかげでその「無料セールスマン効果」はかつてないほど増大している。

私は何十年とApple製品の無料セールスマンをやっている。先週の金曜日からはもうひとつ「取り扱い製品」が増えた。

詩子

一番右の作品には、私は知らないが有名な俳優がでており、TVドラマの映画化だという。真ん中はトムクルーズ主演、制作費は約200億円。宣伝費用はいくらかかっているのだろう。

一番右の作品は私が知っている人は誰もでていない。それどころか「この映画が最初で最後の演技」という人も混じっている。制作費は300万円。この三つの作品が並んで紹介されているのだ。

映画を公開する前に、主演俳優が日本にきてTVにでまくる。TVで特番を流す。事務所と交渉してこれから売り出したい若手俳優を入れる。主題歌もあわせて売りたい。マーケティング戦略だの戦術だの。

私も歳をとり、いろいろな経験をした。だから「マーケティングなんか無駄」とは言わない。「いいものを作れば売れる」というのは、技術系のスタートアップが失敗する原因の第一にある思い込みだ。

しかし

売り方を考えたり工夫するのは誠に結構。しかし問題はその根っこにある。

面白いもん作れよ。思わず無料セールスマンになってしまうようなもの作れよ。

それができて初めて売り方を考える。確かに今の日本は顔も悪い、演技もできない、頭も性格も悪い上にプロ根性のかけらもないような女性に「マーケティング」という魔法の粉を振りかけてできあがったシンデレラたちが闊歩している。こうした現実を見れば

「マーケティングさえうまくやれば、腐ったゴミでも売れる」

と考えるのは無理もない。

しかし

制作費300万円の映画が、約200億円かけて作られた映画と肩を並べることができる。これも事実なのだ。そして私は偏見に満ちた年寄りだから、後者の方があるべき姿だと主張する。そして家族にあの映画を見せたいと思っている。だってあの映画の面白さについて語りたいけど、誰も相手になってくれないんだもん。


Dear Tim

2018-08-03 06:51

iCloudを無料で使える容量はずーっと5GBのままだ。それでもSafariブックマークの同期とかまあ使える機能はあるのだが、本来の「データはCloudに全部バックアップだから安心」とは程遠い。

もう無料で200GBにしようよ、と何度もTimに訴えて来た(届いてません)しかし最近になってようやく「そう主張しているのは私だけではない」ということが明らかになってきた。

We’ve been saying it for years now, but it’s time for a significant increase to the base iCloud storage.

引用元:I don’t want to believe this is true about iCloud storage limits

株価だ時価総額だというのは、他人が勝手に決めることであるから重要視しないのは理にかなっている。しかしあれですよ、Tim.株価も好調なことだし、ここらで一発どかんと200GByte.ハードウェアの販売で十分利益を得てるんだからさ。

こうなると秋の新作発表は忙しいなあ。Mac Pro, mini, 13inch MacBook。iPhoneが3みっつにiPadが二つ。そしてiCloudの大幅容量拡張。ああ、楽しみだ(妄想)


様式美

2018-08-02 07:06

インターネットは多様なコンテンツに人々が触れることを可能にする。だから多様性が増すはずだ、という議論が20年くらい前にはあった。

でもって結局起こっていることはこういうことである。

vTuber

引用元:Virtual Youtuberのランキング

何をどうしたらこうも画一的にできるのだろうか。これだけ他の人間と同じことをやって恥じることがない神経が信じられない。いや、私の想像力が貧困なだけなのですけどね。

これだけ画一的なコンテンツを作り出して

国内のみはあまり意識しなくて、世界単位で考えたいですね。手段として先に世界を攻めるぐらいな感じでもいいのかなと思ってはいる感じですね。本当に漫画、アニメのように海外で受け入れてもらえる日本の資産にしていきたいです。そのチャレンジは続けたいと思っています。

引用元:【第1回 VTuberサミット:前編】VTuber事業は『レディプレ』的仮想世界へダイブする準備 | Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報

とか寝言を言っている間に

ビリビリ

それをまねた「中国製」ビリビリ動画はNasdaq上場。画一的な「美少女」を使うことなんか誰にでもできる。いい加減にしろよ。


宇宙軍の創設

2018-08-01 07:10

私はよく忘れるのだが「アメリカ人」などという個人は存在しない。大統領がオバマからトランプに変わったからといって「アメリカ人」の知能指数が半減するわけではない。

そのトランプだが、軍事パレードをやろうといったり、"Space Force":宇宙軍を作ると言ったりなんというか

「おじいちゃん。お昼はもう食べたでしょう?」

状態。というわけで

"Space Forceのロゴをデザインしよう”

という呼びかけがなされた。それに応じたのがこの作品。

space_force

引用元:Bloomberg

いやすばらしい。この図柄のTシャツを作ればこのデザイナーは億万長者になれるだろう。私だって3枚くらい買いたい。

アベ政治がどうの、と言っている人たちもこれくらいのセンスを発揮すればもっと耳を傾けてもらえるかもしれないよ。