First Ladies

2007-02-21 08:48



ヒラリーが大統領選に出馬するのだそうな。ウォーターゲート事件を扱ったドキュメンタリーで彼女の昔の姿を見たことがある。着飾るとか外見とかに全く興味のない検事かなにかであったが。


でもって親愛なる安倍君の嫁さんであるが


女性同士が仲良くなることが世界平和につながると、私は信じているのですが・・・。


安倍首相夫人の安倍昭恵氏が ブログを書いている (Web魚拓)。政権の人気を上げるために始めたのだろうが、以下のような問題を露呈しており全く逆効果になっている。


まあおぼっちゃま、お嬢様夫婦で仲良くやてください、、というところなのだが。


しかし彼我のFirst Ladyにおけるこの差異はなんなのだ。もちろん米国大統領の嫁がみんなヒラリーのようだ、とは思わぬし、わが国の首相夫人が、安倍嫁のようだとも思わぬが。


第2次大戦中の陸軍の飛行機を扱った本の「五式戦」の項にこうあった。


「1945年正式のF8FやP-51Hと比較するまでもなく、彼我の実力差は明白であり、五式戦が陸軍最後の傑作機と呼ばれたこと自体が、悲惨な末期的症状の云々」


安倍嫁とヒラリー。五式戦とP-51H。私は日本が好きだが、この国に蔓延する「幼稚さ」には辟易することがある。




神話の終焉、、なのか?

2007-02-13 08:17



市場に広がる“ゴーンショック”より



どんな外部環境の変化が起きようとも、掲げた目標数字は必ず達成する。こんなコミットメント(必達目標)経営を身をもって実践してきたゴーン社長に、投資家は絶大な信頼を寄せてきた。それだけに、7年連続の増益記録更新を断念する下方修正に、証券市場では“ゴーンショック”とも言うべき狼狽が広がっている。



このゴーンという人が来た時、最初は懐疑的な意見もあった。そのうち日産の業績が回復するにつれ「ゴーン=すばらしい経営者」という文脈で語られることが多くなってきた。


私は一消費者としてしか日産を見ていない。(正確に言えばほかの要素もある。これについては後述)しかしゴーン賛歌に何か微妙なずれを感じていた。


それは彼が来てから日産の車が変わったか?という点だ。品質や価格は私の知るところではない。しかし私が見たところ以前として「これを買いたい」という車は一台としてないのだ。


以前何かの発表で聞いたことだが、自動車メーカー各社の「イメージ」アンケートをとってみると、すべての項目において日産は一位でない。(たとえばホンダは「先進性」で一位だったような)つまりそこそこいいとは思うのだけど、誰も日産と言えばこれ、といったイメージをもてないのだ。それはゴーンが来てからも変わりはない。


そこにこのニュース。今まで懐疑的ながらも黙っていた私のような臆病者は、「やっぱり。。」といいたくもなる。B to Cの会社では、お金を上手に回すことは半分でしかない。消費者がすばらしいと思う製品を作り出さなくて「復活」がありうるものだろうか?


さてこの話の皮肉というのは。。


仕事で付き合う日産のエンジニア達は非常にまじめで、かつ新しいアイディアに柔軟、ということだ。それは経常利益一兆円企業のエンジニアよりはるかに付き合っていて好ましい性質である。


なのだが、会社の経営状態の差異はこのとおり。世の中こういう風にできてるんだよなあ。。


ある人に聞いたことだが、20年ほど前、日産の社屋はとてもきらびやか、それに対してトヨタのそれは質素だった。その後の日産の危機を見るとき「やっぱりなあ」と思ったのだそうな。


いまやトヨタの社屋はとんでもなくきらびやか(だと聞く)。果たしてここに「法則」はあるのかないのか。




柳沢君の発言に関する違和感について

2007-02-07 10:59



今度は


「若い人たちは結婚したい、子供を2人以上持ちたいという(希望を持つ)きわめて健全な状況にいる」


と発言したのだそうな。


彼の発言についてはいろいろな意見がある。冷静に考えれば事実を言っているだけじゃないか、という意見は正しいと思う。


しかしなぜこれほどまでに人の話題になるのか。(野党やメディアのヒステリックな取り上げ方は別にして)私のカンに触るのか。


その答えの一端を見つけたような気がするので以下に引用する。任天堂の岩田社長と糸井重里の対談から。



(糸井)


だけど一見、そういうように、


「人間の行動を、こちらが紙の上で


 考えやすいように見る」


ということをして、経営者が


「こうすればこうなるだろう!」


といってのけて成功したりすると、


わかりやすく


「すごい」と思われがちじゃないですか。


(岩田)


モデル化を単純にするほど


考えやすくなるから


単純なモデル化には魅力があるんです。


だけど人に対して単純なモデル化で


経営をするのはまちがっていますよね。


「あなたはそんなに単純にモデル化されたいか」


と説教したくなります(笑)。



柳沢大臣が発言している内容は確かに「正しいモデル」なのかもしれない。しかし相手に向かって「正しいモデルはこうだ」と発言すると反感を覚える人もいるだろう。少なくとも私はそうだ。


つまり柳沢氏は人と対峙するポストにつくべきではない。官僚にでもなって国民動向を分析し、「若い人のモデルはこうだ」と議論し、政策の立案をすべき人だと思うのだ。つまり大臣には不適格。


ちなみに


マーケティングではこのような「人をモデル化して語る」ことがよくなされる。ある高名な研究者がいつかこんなことを言っていた。(かなり得意げな様子で)


「中小企業の経営者は、こういう傾向をもった映画を好むことがわかった」


それを聞いて私は感情的な反感を覚えた。それは柳沢氏の発言に感じる反感と同根のものなのだと思う。




Ad for スーパー丼

2007-02-07 08:33



というわけでSuper Bowlである。試合内容もさることながら、なんといってもCMが楽しみ。CM製作会社にとっても、年に一度のSuper Bowlなのであろう。


あれこれ見たが、今年はBud Lightがいまいちだったような、、(私にとってだが)去年はずいぶん笑わせてもらったが。


というわけで今年一番のお気に入りはこれ


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これをみて「あれ?」と思う。you give a little love,,とかいう歌詞はどっかで聞いたことがある。邦題「ダウンタウン物語」原題:Bugsy Maloneだ。


というわけでさっそくYoutubeで検索。するとわらわらでてくる。


それを見ていて驚いた。映画のクリップもあるのだが、ほかにどっかの学校で上演されたもの,個人で作られたものがいくつもアップロードされているのだ。


となるとこの映画はずいぶんと有名、というか人々の記憶に残っているものなのだなあ。そうでなければSuperbowlのadに使われないか。


ちなみにこの映画にでていた「タルーラ」がJodie Fosterだと知ってぶっとんだのは映画を見てからずいぶん後のことである。