「嫌い」が噴出す時

2016-11-30 06:52

Welqという「キュレーションサイト」をきっかけにDeNAに対する批判が噴出している。それに対するDeNAの対応が素早いが、これは

「クライアントの顔色を伺い、光速で手のひらを返す」

コンサル魂の表れにすぎない。

それよりも驚くのは

「DeNAが”みのもんた”だったこと」

である。つまりみんなDeNAが嫌いだったのだ。それまで大きな顔でのさばっていた人間に対し、何かをきっかけに多くの人の批判が噴出する様は”みのもんた”の凋落をみているかのよう。

これは割と真面目に書くのだが(じゃあいつもはなんなんだとは聞かないように)学生さんはDeNAを志望する、ということのリスクを考えるべきだ。

「ユーザは金のつまった袋だと思ってます!袋を逆さまにして叩きまくり、最後の一銭まで搾り取るのが企業のあるべき姿だと思ってます!」

と公言しているようなもの。もちろんそういう人間を歓迎する業界もたくさんあるんだろうし、それを認識しているのであれば問題はないが。

真偽さだからぬ「Welqを志望して落とされた」人の「武勇伝」が存在しているが

面接の自己評価としては、よりよい方向、健全な成長に導ける有能な人材であろうことを強く印象づけられたと確信し、渋谷ヒカリエを颯爽と後にした。

引用元:WELQの面接で落とされ、その後WELQが炎上して、思うところ

この人が実在するとしてだが「ダメな人だろうな」と思う。泥棒に「あんたたちのやっていることは犯罪です」と正面から言ってどうする。一見正面から相手を批判しているので、実は相手に気に入られるという

「高度なキレ芸」

を駆使するコンサルタントを見たことがあるが、この文章から判断する限りこの人にはそれができていない。ただの「自己評価ではできるサラリーマン」。

個人的には、早くDeNAが「高級SIer」として、受託開発集団になることを望む。実際任天堂の岩田氏はそういう枠組みでDeNAを使おうとしていた。これは正しい。あの会社には優秀な人材がそろっているが、経営者がコンサル。だから彼ら自身にto Cビジネスをやらせるべきではない。詐欺のようなコンサルに金を毟り取られても「あなたは経営者として無能でしたね」といわれるべきto Bビジネスだけに専念すべきだ。



自転車に乗って

2016-11-29 06:56

というわけで、久しぶりにWISSで登壇発表できるのでその予告を少し。

CHI2016ではAlan Kayのキーノートが一番印象的だった。

「悪いインタフェースをいくら並べても、良いインタフェースを作る役にたたたない。下手な絵をいくら見ても絵は上手にならないだろう?」

というのはどっかの先生に喧嘩をうる議論にも見えるが、真実だと思う。「失敗を防ぐ」ことは確かに大事だが「良いものを作る」のはそれとは全然別のゲーム、ということは不愉快なほど多くの場合忘れられる。

それより印象に残っているのは

「未解決の最も大きなHCIの課題は?」

という質問に対しての彼の回答

"We want user interface that help us to be different."

我々がよりよくなるためのインタフェースが必要だ。

当たり前に聞こえるだろうか?現実に何が行われているか見ればよい。使いやすいインタフェースはようやく必要性が浸透してきた。よりユーザが金を落としてくれるインタフェースをつくる努力はそこかしこで行われている。

しかしユーザがよりよくなるためのインタフェースを作る、という話は聞いたことがない。多くのインタフェースはAlan Kayがいう

「自転車に補助輪をつける」

試みになってしまっている。

「乗ってみろ」と言われ、自転車に乗れる人は百人のうち何人いるのだろう?ユーザテストの結果、誰も自転車に乗れないことが判明しました。したがってreject.冗談のようだがこれが現実に行われていることだ。補助輪をつければ確かに自転車に乗ることはできる。しかし自転車の持つ機能は大きく損なわれる。しかし

「この補助輪をつけた結果、離脱率が減少し、ほとんどの人が自転車に乗れることがわかりました」

と書けば、論文は満場一致で採択される。ミクロとして理解はできるが、マクロでみると馬鹿げている。

問題は

私が今回作ったへんなインタフェースと、この壮大な主張をどうやったら10分の中でまとめることができるのかわからないこと。この見過ごすほど小さな問題を解決することさえできれば、名プレゼンテーションができるのだが、いや残念だ。



世界に喜びと驚きを

2016-11-28 07:04

私は時々DeNAとGREEを「パチンコ屋」と書いていたが、これはパチンコ業界に失礼だったと思う。

というのも、welqをアットランダムに閲覧すると3分ほどで気が付くと思うが、ここには「情報提供によって社会貢献をしよう」という意図はない。

グーグルやヤフーでの検索数を上げ、広告収入を上げることだけが、唯一の目的のサイトである。

welqの記事は「閲覧者の興味を引く内容」ですらないのだ。

welqの記事は「検索画面に打ち込まれることが多いワードを並べただけ」である。

引用元:元welqライターからの告発 : クラウドワークス批評「労働組合つくったろか」

今回の題名はDeNAが「これからのDeNAが大切にしていきたい2つのキーワード」だそうだが、やっていることと「大事にしていること」の間には齟齬がない。確かに上場企業がこんなことをしているというのは「驚き」だし、こうした記事を絶対に目にしない人にとっては

「welqの記事ってすごい!」

ということなのだろう。彼らは「正しいことをやる」とは言っていない。いいんだよ。SEOスコアが高ければ。「肩こりの原因」が「幽霊だ」ってわかれば読む人は喜ぶんだから。

そして未だに信じられないのが、これだけ「医療に関して無責任な情報を公開する」企業が、

「新しいことに挑戦し続けること」をDNAに持つ株式会社ディー・エヌ・エーが新たに興した事業会社です。これまで培った情報技術を生命科学分野に活用し、人々の健康・幸せ・未来に貢献します。

引用元:FAQ | 遺伝子・DNA検査のMYCODE

こんな事業をやっていること。同じ「DeNA」ブランドなんだからさ。少しは考えろよ、、、というのは多分コンサル的には間違っているのだな。ほとんどの人はwelqとMYCODEを結び付けたりしない。だからDeNAとしては問題ない、という認識なのだろう。だからこの一文を読んで大笑いする人間はそう多くないと彼らはふんでおり、実際その通りなんだろうな。

究極の個人情報である遺伝子解析結果を保護するために、グループ一丸となって取り組んでいます

引用元:管理体制・情報セキュリティ | 遺伝子・DNA検査のMYCODE

「グループ一丸となって」?確かにDeNAはたくさんの「驚き」を提供してくれるし、私には「喜びというより笑い」も提供してくれる。看板に偽り無し。


読めない「スライド」に固執する人たち

2016-11-25 06:50

他人のプレゼンに付き合うことが時々ある。でもって

「このスライドはどう考えても読めない。読めないスライドに意味はないから削れ」

と言う。しかしそれに成功することは滅多にない。不思議なことだが、そういうスライドを作る人間は何を言ってもそのスライドを使い続ける。さらに言えばそういう人の数は驚くほど多い。

「相手が聞きたいことを喋る」

のがプレゼンの一番元にある原則なのだが、これが明言されることは滅多にないようだ。代わりにあるのが

「自分が重要と思っていることをスライドに書く」

である。これは間違っている(断言)それは自分だけしか読まない(と想定されている)日記でやることであり、他人の貴重な時間を使ってやることではない。

と書いていてこのFirst Pricipleの間違いが、世の中にあまた存在するゴミプレゼンの根本原因なのではないかと思えて来た。つまり自分がなんのためにプレゼンをするのか理解していない。さらには

「これを言ったら相手はどう思うだろうか」

という想像する力が決定的に欠落している。それゆえ自分が大事だと思っている(しかし説明はできない)スライドを使うことに固執し続ける。

とか考えていると、プレゼンテーションの仕方で本が一冊かける気がして来た。しかし本も同じだよね。私が理解していないだけで。UI開発失敗の本質はそこそこ売れたけど、もう一冊の方はさっぱりだもんね。名作だと(本人だけは)思ってるのだけどなあ。きっと私は「読者が読みたいことを書く」という原則を忘れてしまっているのだろう。


ご意見番

2016-11-24 06:51

TVとか芸能界というのは実に奇妙な世界で、というか見事な社会主義社会で「供給者が欲するもの」が供給される。

“顔”としての役目に区切りをつけた形になるが、デビュー50周年の節目を迎える再来年をはじめ、再び大みそかの舞台に戻ってくる機会はありそう。長年の貢献は自他共に認めており、紅白の場で労を称えるべきという声は内外から上がりそう。新たな形での活躍も期待される。

引用元:和田アキ子 紅白落選!最多39回出場の“顔”今年は見られず (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

日本の新聞特有の「主語をぼかした観測言葉」でうまった記事だが、こういう記事を出すことが、きっと誰かの機嫌をそこねないために必要なのだろう。消費者にとってはどうでもいいことだが。

みのなんとか、という人もそうだったが視聴者はほとんどが「鬱陶しい」と思っている人がいつまでも供給者側の論理で供給され続ける。でもって何かおおっぴらに非難する口実ができるとどかっと手のひらを返す。ああというまに消える。どうもそんな構図があるような気がする。

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話は少しずれる。今NHKがこんな企画をやっている。ここでは資本主義の論理が表にでてきている。すなわち、どの動画が何回見られたか明白にでてしまっているのだ。おまけに視聴者からのコメントも晒されている。

うぃ (~20代・男)
ザ・YouTuberという感じで実際にこんな雰囲気の動画が支持されているのが自分には理解不能です

marques (60代)
私の年齢では、全く笑えませんね~。公共の電波を無駄遣い。いや、ホントに日本はこの先どうなるのだろう?!

ろんぱーす (30代・女)
でんぱと同じような反応、ただ内輪ウケを見てただけ。本人達は楽しそうだけど、ただそれだけ・・・。センスじゃなくてノリですね。

引用元:おるたなChannelのやってみた! #ぷよぷよボールをミンチ機にかけたらどうなるのか?|ネットで決戦!#(笑)動画作ってみた

登録者50万人超のYoutuberなのだそうな。私も全く同感だが、多分小学生には受けるんだろう。

そして、制作者の皆様!きっととてもどきどきしながら、「でんぱ値動画」をごらんになったことと思います。おそろしい企画ですみません。まもなく、みなさまにもこのフォーラムに原稿を寄せていただきます。制作者のみなさんの、声もとても聞きたいと思っております。

引用元:でんぱ値動画公開しました!! | ネットで決戦!#(笑)作ってみた フォーラム|NHKブログ

でんぱ組とかいうグループが正直な感想を述べているのがまたすごい。こういう「本当の意見」が言えるのは、おそらくここに出演している人たちが、大日本娯楽提供公社に所属していないからだと思う。いつかの「24時間テレビを公然と批判する番組」といい、NHKにはとても「攻めている」部分があるのが面白い。

あれこれ言い訳は述べられているが、最近日本人がTVをみなくなってきているのは確からしい。特にフジTVはどん底に存在するようだが、この際潰れるくらいだったら最後に「脱社会主義」をやってみるのはいかがだろうか。案外そこに活路があるかもしれないよ。


ものを売るには

2016-11-22 07:52

ちなみに私は「君の名は」をみていません。見るかどうかもわかりません。飛行機の上でやっていたら見ると思うけど。「この世界の片隅に」はみに行くつもりです。シン・ゴジラを何回見たかは聞かないでください。

東宝が単独で資金出して作った『シンゴジラ』、製作委員会方式で新海誠をスターダムに押し上げた『君の名は。』、クラウドファンディングで資金を集めた『この世界の片隅に』、これが半年の間に公開されて全てヒットしてるの惑星直列感ある

引用元:thetaさんのツイート

マーケティングとかグロースハックとかいろいろあるけど、まずは

「いいもん作れよ」

ということなんだと思う。作る枠組みがどうとかいろいろあるんだろうけどね。

GoromiTVでシン・ゴジラ関連の映像を流しみしている。民放のTV番組では

「ゴジラシリーズの総観客動員数が1億人を突破」

とか

「ゴジラの身長と同じ100m越えレッドカーペット!」

とかやってるけど、映画を観た後だと本当にどうでもいいことのように思える。そういう宣伝で観に行く人っているんだろうか?いるのだろうな。しかしそれなら別に信長協奏曲でもいいわけだ。こんなTV番組で宣伝するのに何億円かかるかしらないが、そんなものよりこのTweet一つの方がはるかに効果がある。(少なくとも私には)そしてこうしたTweetは宣伝費として何億円払おうが作り上げることはできない。

そう、この映画のヒットを喜ばない人達が実際にいるということ。メディアから黙殺することで知名度が上がらないよう画策する動きが現実にあるということ。だからこうしてSNSを通じて情報を拡散することは、大手メディアへの痛烈なカウンターになりうるということ。

引用元:エンドス@『この世界の片隅に』支援中さんのツイート:

この映画はある事情で、TVなどでは絶対に取り上げることができないのだそうな。能年が声で出演しているのもそうした事情からだろう。

であれば、滅びるべきはTVである。というわけでこの映画を子供と見に行こうと思うのだが、はたして子供はうんと言ってくれるだろうか。


文章を読もう

2016-11-21 06:40

この文章を読んで「なるほど。そいういうこともあるかもなあ」と思う。

明確に「分からない」とは言いませんし、一応文章を読むことも、音読することすらできるんですけれど、本人の頭の中には全く「その内容」がイメージ出来ていない。その問題について、前提として一つ二つ簡単な質問をしても、全然答えられない。これ、まっっったく珍しくありませんでした。

引用元:「問題文を読んでもそこに何が書かれているのかわからない」子を教えていた時のお話 | Books&Apps

ここに書いてある反応は、そのまま「人工知能」と呼ばれるものの動きに似ている気がする。Google翻訳もそうだが、確かに見事に英語、日本語を翻訳してはみせる。しかし「そこに何が書かれているか」は全くわかっていないのだ。というか「そこに何が書かれているかわかる」ことができたらそれは真のブレークスルーだと思う。

いや、別に機械と人間が同じ方法をとる必要はなくて、ほれ、自然界にプロペラもった動物はいないだろう、とは確かだが問題はそれがなければ解けない問題が「大通りの真ん中」にそびえていること。

では、機械翻訳の目的は何か。

それは、原語の文によって人間が伝えたかったことを、人間に伝わるように、目的言語に翻訳することだ。


ここで問題になるのが、目的の中に人間が入ってしまっているということだ。

そうである以上、正しい翻訳をするためには、人間の思考を何らかの形でエミュレートせざるを得ない。

コンピュータ流の思考を通すわけにはいかない。

例えば、「父」と「母」を入れ替えた「父は、母が誕生日を忘れたので、怒っている。」という文を機械が翻訳するにあたって、機械は「誕生日を忘れて怒るのは普通女だから、この誕生日は『母の誕生日』ってことでいいでしょ」と言うことはできない。

正解の判定基準は人間にあるからだ。

引用元:機械翻訳と意味 - アスペ日記

しかし世の中には「Google機械翻訳すごい!これでシンギュラリティだあ」というお祭り好きな人が多い。

この文を書いた動機のひとつとして、「Google翻訳がよくなったことで人工知能ペテン師(固有名詞)がはしゃぎそうだなぁ」と思ったからというのがある。

引用元:機械翻訳と意味 - アスペ日記

まあ「ペテン師」なんてネガティブな言葉を!私は「お祭り好き」とオブラートに包んで言ったのに。

問題はこのペテン師やらお祭り好きな人は、祭りの期間が終わるとさっさとすべて忘れ、何事もなかったかのようにどっかに行ってしまうこと。日本はそうやって、第5世代というか、第二次人工知能ブームから何も生み出さなかったのだが、この第三次ブームも大惨事に終わるような気がする(同音意義語を使ってみました。気がついて!)

それはしかたがないことなのかもしれない。とはいえなんとかならんのか、と考えていることも事実。


役に立つビジョン/ダメなビジョン

2016-11-18 07:02

例によってこれから書くことは私にとって幾分か危険を孕むことだが、今の会社について書いているわけではないし、もちろんこれは個人の意見だよ。

会社のビジョンとかミッションステートメントというものがある。例えばパチンコ会社、GREEのそれはこんなものである。

Mission(存在意義)

インターネットを通じて、世界をより良くする。
Vision(目指す姿)

毎日を楽しく幸せに、社会を自由で効率的に。

引用元:グリー株式会社 (GREE, Inc.) - 会社情報 - ミッション

もうひとつのネットパチンコ会社、DeNAはこんなものである。

Delight and Impact the World 〜世界に喜びと驚きを〜

引用元:コーポレートアイデンティティ | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】

こういうのをダメなビジョンという。彼らの基本原理が

「日本の小金持ちをカモにしろ」

だということは誰もが知っている。そうでなければ、「乃木坂46と本気で恋するスマホゲーム」なんぞリリースできるわけがない。

ではGoogleのそれはなにかといえば

「1クリックで世界の情報へアクセス可能にする」

引用元:有名企業のビジョン | Solight

これが彼らの基本原理であり、それについては驚かざるを得ない。例えば今やGoogle Map上で何ができるかを考えてみよう。世界中の知られざる秘境であっても、Googleが公開している衛星写真から逃れることはできない。こういうのが「役に立つビジョン」である。

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さて、この両者を分かつものはなんだろうか?長い間考えて私はとうとう一つの真理に到達した。

役に立つビジョン=右か左か

役に立たないビジョン=もっと上へ

「もっと上へ」のビジョンとは要するに「よりよい社会と地球環境に貢献」というやつ。これは「早寝早起きして、歯を磨く」以上の意味を持たない。そんな寝言なら私でも言える。「もっとよいこと」を目指すのは当たり前だが、企業の存在かち、あるいは経営方針というのは「右にいくのか左に行くのか」ということなのだ。

例えば「よりよいゲームを作り、多くの人に喜んで使ってもらえる」というのは任天堂のビジョンだと思う。彼らはそうしたゲームを作り商売をしている。パチンコ会社GREEとDeNAはそれとは違うビジョンを抱いている。(前述のそれだ)任天堂は右といい、パチンコ屋は左という。好悪、善悪は脇においてこういうのが「ビジョン」というやつである。

そりゃ全部いいことができれば、それは素晴らしいよ。でも企業というのはそのために存在しているのではない。

「我々はこれで商売して勝つ」

と宣言するのが本来のビジョンであるべき。ならば「もっと上へ」ではなく「右か左」でなくてはビジョンにならない。自動車はもう走り出している。そのときに

「そうだねえ。なんだかいいところに行きたいねえ」

と運転手が言っていたら車はぶつかる。間違っていようがなんだろうが、右にいくのか左にいくのかを決断しなければならない。そのためのビジョンでなければただの念仏だ。



シンギュラリティにつける薬

2016-11-17 06:43

シンギュラリティだあ!と喜んでいる人間とは、意味のある会話はできない。だからそういう人には

「そうっすね!人間はAIにとって変わられる、こわいっすね!」

と言っておいて、最近おきた二つの事象を並べてみよう。

「今回のアップデートは、Google翻訳の過去10年の進化の歴史よりも飛躍的な前進」だと同社はコメントする一方で、「より良い機械翻訳への道のりはまだ遠い」とも認め、「Google翻訳コミュニティー」にフィードバックを寄せてほしいとしている。

引用元:Google翻訳が進化 日本語にもニューラルネット適用、自然な訳に APIも公開 - ITmedia ニュース

Googleは真面目な企業だ。ものすごい進歩を成し遂げているしバカではない。自分たちが成し遂げたことがなんなのかをちゃんと理解している。Google翻訳がすごい!シンギュラリティだあ!と喜んでいる人には「そうっすね!」と言うとして、もう一つ

人工知能(AI)で東京大合格を目指す「東ロボくん」の開発を進めてきた国立情報学研究所などは14日、2016年度の大学入試センター試験の模試で偏差値57.1を獲得したと発表した。昨年からほぼ横ばいで、東大合格圏には達しなかった。今後は東大合格を目標にせず、中高生の読解力を高める研究などに注力する考えだ。

引用元:AIで東大合格断念 「東ロボくん」偏差値伸びず  :日本経済新聞

この取り組みの一部分の説明を聞いて、驚いた「知能」とは程遠い「正解文章を作るためのアドホックな仕組み」の塊のようなやり方だったから。今後は東大合格を目標にしない、というのは大変妥当なことだと思うし、センセーショナルな日経の記事とはことなり、発表はたいそう的確なものだったようだ。

AIが不得意なのは「推論」「イメージ」「具体例」の3分野。
この3つについては、少なくとも今のところ、どうやればAIがこれらの問題を十分に解けるようになるのか、その方法論がさっぱりわからない。

引用元:AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース

真田幸村の親父のセリフではないが、「人工知能など存在しない。それぞれ個別の問題があるだけだ」なのだ。少なくとも現時点では。いつの日か人間に置き換わるような汎用人工知能が実現するかもしれない。

しかしそれまでは全く性質が異なるがなぜか人間が解いている個別の問題にあたるしかない。そして「全く糸口すらつかめていない問題」はうんざりするほど多い。

テストを受験した公立中学校生340人のうち、
約5割が、教科書の内容を読み取れておらず、
約2割は、基礎的な読解もできていない
ことが明らかになってしまった。
そして、偏差値の高い学校の生徒ほど、リーディングスキルテストの成績もよい。
「読める」子が偏差値の高い学校に入っている可能性がある。

引用元:AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース

今娘と一緒に中学受験の勉強をしている。正直どこかにはいれるかどうかわからないのだが、算数の基本的な概念を理解することとか、国語の文章を読む練習はきっと将来にも役立つに違い無い。そうおもって適度に一緒に勉強することにしよう。そう思えただけでもこの東ロボプロジェクトは私にとって有益だったと言えるな。


アンケートは何のためにするのか?

2016-11-16 06:58

多くの企業にとって、それは「現実の姿を把握する」ためではない。

「自分たちがすごいことを確認する」ために行われるものだ。

発端となったのは、Twitterユーザーの@SHADEmiyokoさんが11月10日に投稿した「昨日auショップ行ったら、アンケートの回答内容指示する紙もらったんやけど…」というツイート。問題のプリントには、後日メールで届くアンケートに対し、「大変満足(店舗の満足度)」「非常によい(スタッフの対応)」「笑顔(スタッフの良かった点)」と回答するよう、詳細な説明が書かれていました。アンケートの結果によってはKDDIから指導を受けることがあるといい、「【よい、ふつう】の評価は不合格」「必ず上記の回答でお願いします」と念を押す記述も見られました。

引用元:auショップが客に「アンケートに大変満足と回答してほしい」とプリント配布 「アンケートの意味がない」と炎上 (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

この話題は今の私にとって危険を孕むものだから、あくまで一般論で語ろう。

会社での会話はなんでもそうだが「相手が何を聞きたがっているか」を考え抜き、それを答えなければならない。相手が自分に自信のない人だったら

「1+1?3に決まってるじゃないですか」

と答え、「2」という正答を「教えて」もらい、「いや、これは勉強になりました」と頭をかくのが正しいサラリーマンというものである。

であるからして

気の毒な販売店の人のことを考えれば「こんな素敵な接客を受けたのは生まれて初めてです!」と答えるべき。それで大企業の偉いさんは「弊社の顧客満足度上昇中!」と自分たちの仕事のすばらしさに悦にいるし販売店の人たちも救われる。これが大人の「回答」というものだ。間違っても「ソフトバンクの商売のやり方は汚い」とか答えてはいけない。企業で出世した人は常に正しい。問題は常に最下層のマネージメントにある。結果として「接客マナーに問題がある」ことにされ、目の前で笑顔を作っている販売店の人及びその上司が責められることになる。

というかいつもアンケートを見るたび思うのだ。北朝鮮でアンケートをとれば、おそらく国連加盟国中一番「素晴らしい」結果がでるだろうな、と。

真実の姿を知るのがそんなに怖いかな?怖いよね。ただ偉い人はそれをやることで高い給料もらってんだからさ。


民主主義万歳

2016-11-15 06:55

突如として、我が国の政界がとってもうまく機能しているように思えてきたのは私だけだろうか?そりゃ鳩山とか菅とか首相になったけど、すぐクビにできたし。

米国大統領選挙は、長きにわたって行われその段階で変な奴は脱落する、と私もついこないだまで思っていた。そりゃオバマと鳩山比べれば「米国大統領選挙の仕組みすごい!」と思うわな。ところが安倍とトランプ比べると結論は逆になる。

問題は

鳩山とか菅は「無害なバカ」だったが(いや、そりゃ震災の時に直接対応した官僚の人は大変だったと思うし、新幹線の線路沿いに存在する無意味な太陽光発電の群見ると心が痛むけど、まあそれくらいだし)トランプは核ミサイルを発射できる、というのが問題。

それはそうとして

ヒラリー・ロダム・クリントンの運命にも思いを馳せよう。彼女はトランプに負けたのだ。あの、トランプに。ここに至っても「ガラスの天井がどうとか」言っているからかどうかは知らない。いずれにせよ、私のような野次馬から見れば今回の大統領選は「最低と最悪の戦い」であり、おそらくそう思った人は多かったのでなかろうか。どちらにも投票したくない、と。

大統領選挙 得票数推移

       民主党            共和党
2008年 69,498,526人(オバマ)   59,948,323人(マケイン)
2012年 65,915,795人(オバマ)   60,933,504人(ロムニー)
2016年 59,861,516人(ヒラリー)  59,639,462人(トランプ)

引用元:米大統領選、ヒラリーがめちゃめちゃ嫌われてただけやった | 2ちゃんねるスレッドまとめブログ - アルファルファモザイク

私がヒラリーに感じる嫌悪感はうまく説明できない。一つだけ言えるのは、彼女は太り過ぎ、ということ。体重も自分で管理できない人間に、、そりゃトランプが適正体重とは言わないが。

トランプ政権が4年になるのか8年になるのかはよくわからない。結構うまくやって8年になるかもしれない。レーガンみたいに認知症になっても大統領職は務まるようだから、彼が核ミサイルのボタンを押せ、と騒ぎ出さない限り、世の中は大して変化しないかもしれない。合衆国大統領をヒーロー扱いする映画は作りにくくなるだろうけどさ。

あと一つ。

「アメリカ人はトランプを選んだ」という言説を見ても驚かないが、これは正しくない。「アメリカ人」などという人間は存在しない。真田丸ではないが、「相手を塊とみてはいけない」のだ。とはいえアメリカ国籍を持つ人に会うと

"Oh, you are an American! So, you support Trump!"

といってやりたい衝動にはかられるが。



シェアと利益と

2016-11-08 07:01

題名そのまんまなのだが、二つの記事を引用する。

調査会社のStrategy Analyticsは、2015年第3四半期から2016年第3四半期における1年間のスマートフォンのシェアにおいて、Android勢が87.5%と独走状態になっていることを報告している。

(中略)

 特にAndroidのシェアが高く、前年が84.1%だったのに対し、今回で87.5%と伸長。逆にAppleのiOSは13.6%から12.1%へとシェアを落とす結果となった。上の表のOthersに含まれているBlackBerryやMicrosoftのWindows Phoneは今回シェアが0.3%まで落ちており、ほとんど姿を消す状態に陥っている。

引用元:Androidスマホのシェアが87.5%の独占状態。Windows Phoneはほぼ姿を消す - PC Watch

もう一つ

Apple has recorded an insane mobile phone profit share in the third quarter, according to analysts at BMO Capital Markets. They estimate Apple captured 103.6% of total smartphone industry profits, with Samsung trailing far behind at just 0.9%.

引用元:Apple iPhone captures 103.6% of smartphone industry profits in Q3, according to analyst estimates | 9to5Mac

シェアではAndroidが圧倒的。そして利益ではAppleが圧倒的ということ。この傾向は今に始まったことではないが、だんだん顕著になってきている。サムソンはNote7のトラブルもあり、スマートフォン業界全体の利益のうち0.9%しかあげていない。Appleは103.6%.なぜ100%を上回るかといえば、赤字で端末を売っている企業がほとんどだから。

この状況は今後どうなるのだろう?確かなことは「合わせて0.3%以下」のBlackberryとWindows Phoneが消えることだが、他に何が起こるかはよくわからない。サムソンの端末のシェアは20%ほど。ということは世界中のスマホの6割を作っているその他大勢のメーカーは全く利益を上げていないことになる。この数字だけをみると何かがおかしい。

未だにスマートフォンを作り続けているシャープや富士通のようなゾンビ企業が世界中にたくさんあるということでもなかろう。では彼らはどこから利益を得ているのだろうか?どうにもよくわからない。


iPhone8はどんな形

2016-11-07 06:47

例によって春頃から情報が出始め、夏にはほぼ確定するのだろうけどいまはまだ秋だ。

いろいろな噂だけは存在している。両面ガラスでiPhone4のような形になる。ホームボタンが廃止され、ディスプレイに埋め込まれる。セラミックが使われるという噂と、それは無理という考察がある。

でもって先日Xiaomiがこんなスマホを出した。

Xiaomiのスマホ

引用元:驚異の3面エッジレスディスプレイ『Xiaomi Mi MIX』発表! 6.4インチでSnapdragon821搭載のハイエンド端末

この静止画をみるとすごい、と思う。問題は動画をみると

「あー」

という失望感に変わることだ。実はだいぶ前にシャープが出した3面エッジレスを見たときもそうだった。

何度も実感することだがデザインは私のような素人が考えるよりずっと難しい。「ベゼルを極限までなくせば、かっこいいはずだ」とは誰もが考え付くが、結果はこの通り。

ひょとして3面エッジレスにカーブディスプレイを組み合わせればいいのだろうか?いや、多分物事はそれほど簡単ではない。というわけで私はリークを心待ちにする。iPhone8はどんな形なんだろうね。


Microsoftの蹉跌

2016-11-04 07:18

前にも書いたはずだと思い検索したがでてこないから(私の頭の中では)繰り返しになるが書く。Evernoteが「台数2台まで」と言い出したこと、あとAPIがいつまでたっても使い物にならないことに腹をたて、一度はMicrosoft OneNoteへの乗り換えを決意した。

幸いにもデータ変換ツールが提供されているからあれこれやる。多大の苦労の末なんとか乗り換える。しかしまず気がつくことは

「ノートのソートができない」

こと。evernoteで慣れていたように、最新のノートが一番上にくるようにしたいのだが、それもできない。OneNoteはタスクバーの中に「お客様のご意見を伺います」というボタンがある。そこからさっそくレポートする。まあいつか誰かが聞いてくれるだろう。

それからしばらく使い続ける。しかし遺憾ながら数ヶ月の努力ののち、また(多大なる努力をして)元のEvernoteに戻ることにした。

理由は簡単で、使い物にならなかったからだ。とにかく遅い。そりゃ古いMacBookAirで使うなよ、ということかのかもしれないが、空のノートにカーソルを表示させるだけで何秒も待たされる。そこにどちゃっと情報を書くのにも時間がかかる。一文字打つごとに待たされていたMacintosh SEのほうがまだましだ。あれはそれなりに使えていた。

最後Evernoteに戻る時、概略そういったことを例の「ご意見聞きます」ボタンから書いておくった。そもそもMicrosoftの開発チームはこれを使っているのか?と。多分使っていないのだと思う。どっかに外注してるんじゃなかろうか、と。いずれにせよこれでMicrosoftの開発能力というかスタンスに対する評価がまた落ちることとなった。

なぜ長々こんなことを書いたかといえば今朝読んだこの記事。

Slackは全面広告(ブログで同じ文章を掲載している)で、Microsoftが競合として参入したことは「正直なところ少し怖い」が、ライバル登場で改革速度はアップするから歓迎するとして、「(先輩として)幾つかのアドバイスを差し上げよう」と語った。

 いわく、こうしたサービスで重要なのは機能の数ではなくユーザーとの密接な関係から作り上げた細かい使い勝手。オープンなプラットフォームであることも重要だ。そして、最も重要なのはユーザーへの愛だと強調した。「われわれの顧客をMicrosoft Teamsに乗り換えさせたいなら、われわれと同じくらい顧客の成功にコミットし、彼らの幸福のために尽くす必要がある」という。

引用元:「サービスで大事なのは愛」:Slack、競合する「Microsoft Teams」発表に歓迎の全面広告 - ITmedia ニュース

MicrosoftがSlack対抗製品を出したのだそうな。これが20年前なら

「もうSlackはおしまいだ」

と誰もが思ったところだが、今は状況が違う。この「ライバル製品登場に歓迎する広告を出す」というのは私の中では死亡フラグなのだが、まあそれは問わない。

この主張に大きく頷く点があるとすれば

「ユーザーへの愛」

がMicrosoftには全く感じられない、こと。Macintosh版OneNoteを使って感じるのは「これは、ビジネス上のつじつま合わせのための製品なんだんろうな」ということ。誰かがOneNoteの「戦略的重要性」を説き、Macintosh版をだすことの必要性をパワポにまとめ、誰かを納得させたのだろう。しかし社内の開発者は使えないから、外注するかあるいは役に立たないチームに開発を任せる。そのチームはユーザの声に必死に耳を傾ける。いや、正確には

「ユーザからのポジティブな声を必死に探し求める」

なぜならそれがチームの存続を保証してくれるから。そしてまた誰かが

「OneNoteによせられたフィードバックのうち、ポジティブなものの割合はX%で、これはMicrosoft製品Y%を上回っており」

とか報告するんだろうな。

そんなことをだらだら想像してしまうほど、出来が悪いのだ。Appleでもときどきこういう製品を出すことはあるから、これがMicrosoftに特有というつもりもないが。さて、このSlack対抗製品はどんなものなんだろうね。

「Microsoft Teamsは、企業向けOffice 365ユーザーのみが利用できる」

という時点で誰も使わないと思うけど。



革新に関する矛と盾

2016-11-02 06:53

新しいMac Book Proに関してあれこれ議論が巻き起こっているようだ。それに対するこの言葉を読もう。

We demand Apple innovate, but we insist they don’t change anything.

引用元:How Apple could have avoided much of the controversy

訳:我々はAppleに革新を要求する。しかし同時に何も変えてはいけない、と主張する。

おそらく革新に対するこうした矛盾した態度は我が国特有というわけではない。しかし「和をもって尊しとなす」の我が国ではこうした矛盾はより深刻な形で噴出する。つまり

「従来の良さと革新性を両立させる」

あまりわけのわからない製品ができてしまうのだ。

どこかの記事で読んだが「パナソニックらしいPDAを作れ」という経営者の指示でゴミがたくさん生産された。SONYでも新しいものに対する反応は「それはSONYの4文字にふさわしいものか?」という拒絶と決まっていたと聞く。親愛なるデンソーも「それには技術がない。デンソー流ではない」というのが口癖だったな。

なぜこうした禅問答が日本企業にはびこるかについては興味深い研究対象になると思うのだが、今の所糸口がない。一つには最初にあげた

「革新を求めるが、同時にあらゆる変化を禁じる」

という矛盾した態度を隠すためではないか、とも思う。偉い人は無知無能を隠すため、禅問答的な指示を出す。そして現場では血液凝固材を一生懸命生産し、ゴジラの口にホースを突っ込むのだ。それで「日本の強みは現場力」と言われてもねえ。

話を戻そう。革新は常に失敗、批判と手を携えてやってくる。皆がにっこり「これでいいね」と同意できる革新などないのだが不思議なことにこれを大声で主張する人はあまり見ないな。なぜだろう。



顔つき占い

2016-11-01 06:49

あたらないので有名な(誰も気にしてません)私の「顔つき占い」である。ElopがMicrosofotのCEOになると言って外れ、ナデラの顔を見て「ああ、これなら」と思ったのは正しかった。というわけで一勝一敗。(無理があります)

さて韓国の大統領である。

韓国の朴槿恵大統領が、演説文の下書きなど公文書を知人女性に流出させていた問題が発覚し、朴大統領の権威は著しく失墜した。

10月25日の韓国メディアは「もはや、国民を説得できる最小限の道徳性を喪失し、権威を回復するのは難しいほど崩壊」(朝鮮日報)し、「事実上、正常な職務遂行が不可能な状態」(ハンギョレ)になったと厳しく批判した。

引用元:韓国・朴槿恵大統領は「国政運営力が崩壊」 知人女性の国政介入疑惑で今後のシナリオ

このニュースを聞いて「ああ、やっぱり」と思った。この大統領、例えば安倍くんが韓国語で話しかけた時とか、あるいは中国に行って軍事パレードの前で晒し者になっていたときとか、妙に

「どこかおどおどして自信がない」

ように見えた。しかし彼女はいろいろな記事を読むと「周りに全く相談しない」人だという。自分で決められないのだが、周りにも相談しない。この矛盾はどうしたらいいのか。このニュースを聞いてその謎が解けた。

しかし周りの閣僚や役人に全く相談しないと思っていたら、影で一般人に

相談して決めてたとは。。。。。。

引用元:【朝鮮日報】大韓民国の国民であることが恥ずかしい[10/26] [無断転載禁止]©2ch.net

なるほどねえ。

こういう人間であっても、選挙で選ばれれば政治のトップに立てるのが民主主義というものである。米国だって、半数近くの人はトランプが大統領としてふさわしいと思っている。我が国はかつて鳩山と菅を首相にした。石を投げる事はしないが、警戒の心だけはいつも持っておこう。