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中国関係

Military関係

漫画

CanLearnSomething

小説

Computer

映画

その他


中国関係

書評「史記」の項参照
 
ハリソン・E・ソールズベリー著、天児慧監訳、上下巻。福武文庫。第2時世界大戦後の中国の歩みを膨大なインタビューなどに基づいてまと めた労作。なぜかこういう厚みのあるドキュメンタリーは日本には少ないような気がする。名前だけ知っていた文化大革命とはなんだったのか、小さい頃印象に 残っている人民服を着た中国とはどんな国だったのかこの本を読むまで全くなんのアイディアもなかった。
 
平凡社版、中国の古典シリーズ3、本田済編訳。正史の三国志の列伝選及び武帝紀が載っている。専門家には載っている数々のエピソードにつ いての真偽のほどをある程度見分けることもできるのだろうが、私にはわからない。それでも三国志演義よりもはるかに人間らしい登場人物の姿を見いだすこと ができる。
 
書評:「正史三国志」の項参照
 
岩波文庫、金谷治訳注。「人間として守るべき、また行うべき、しごく当たり前のことが簡潔な言葉のうちに盛られている。」とカバーに記載 してあるとおり、なかなか味のある内容が多い。結構孔子の人間らしい感情もあり、老子と共通するよう内容有りで飽きない。後世の「儒家」がここから遠く離 れていってしまったのもやむ終えないことだったのかもしれないが。
 

 

岩波文庫、金谷治訳注。内編と外編の「秋水編」を読むといつも一時的に頭がすっきりする。あれこれ考えるといつも荘子に書いていることに 戻ってくるような気がする。私が知る限りでは中公新書の「荘子」が解説本としては一番優れていると思う。その応用範囲は無限に広がるが、実践は難しいと言 われる道家の思想だが別に奇をてらったものではない。少し首をまわせば論語の中、孫子の中それに最近のHow to 本の中にもその思想を見いだすことは難しいことではない。
 
書評:「老子」の項参照
 


Military関係

石井正紀著、光人社NF文庫、isbn4-7698-2183-2 c0195。太平洋戦争が始まった直接の原因は石油にあった。米国が計算ずくで行った対日禁輸により日本は自殺的な戦争に突入することになる。。。という のが本書の趣旨ではない。前期の事実はよく知られているが、では日本が南方の石油確保に実際どのような手をうったか。どのような人がどのような働きをして いたのか。などはあまり知られていない。本書は「太平洋戦争を支えた石油戦士達の知られざる戦い」を描いたドキュメンタリーで大変興味深い

 

碇義朗著、光人社NF文庫、ISBN4-7698-2122-0 C0195。この著者が航空機に関して書いたシリーズはいずれも力作で、一読の価値がある。。。しかし不思議なことだがなんだか物足りない感じがするのはなぜだろう。

 

書評:「ノモンハン」の項参照のこと

 

書評:「アドルフ・ヒトラー」の項参照のこと
 
書評:「敵対水域」の項参照のこと
 
書評:「昭和史発掘」の項参照のこと
 
伊藤正徳著、光人社NF文庫。全5巻。この本については随所に考えさせられることがあり、まだその考えはまとまっていない。今確かに言え ることは、この本にもっと早く出会っていればよかった、ということ、それにこの本に文庫本としてふれることができるのはなんと幸いなことであろう、という こと位である。この本と並べて価値を保ちうる「戦争物」はそう多くはないのではないか。
 

 

書評「軍閥興亡史」参照。

 


漫画

松苗あけみ著、ブーケコミックス。集英社発行。前後編。ISBN4-08-860046-0。女子校を舞台とした学園もの。一話ごとに仲 良しグループの一人がピックアップされる。その中では私はなんとなくきつい目つきの主人公とロリータ路線のみよちゃんが好きである。ちょっとしたセリフに 結構よいものがあり、読んでいて飽きない。
女子高生が自分の将来を「卒業して、何年かおつとめしたあと、平凡な主婦にでもなってるんだわ。なんてせこい夢」と言うが、教師が「すばらしい夢じゃないか」という。この場面はとても印象に残っている。

 

サラ・イイネス著、週刊モーニング連載中。大阪に住む姉三人、弟一人、+両親及び友人達の生活を描いた楽しい漫画。大阪出身の人間にこの漫画を見せて感想を聞いてみたいものだ。

 

書評「めぞん一刻」の項参照

 

たぶん「どおくまん」著。一世を風靡した、南河内大学の応援団及び応援団長の青田赤道をあつかった漫画である。いったいこれは何年前には やった漫画なのだろう。。。少なくとも1970年代と言う気がするが。当時から学生の生活環境は変わったかもしれないがやっていることの本質はあまり変 わっていない気がする。
 
たぶん小学館発行。高橋留美子著。めぞん一刻と同時期に少年サンデーで連載されていた、これもおそらく漫画の歴史に残るであろう傑作。めぞん一刻と全く設定はことなるが、人間観察の鋭さはこの作品においても遺憾なく発揮されている。

 

週刊モーニング連載。秋月りす著。絵柄は大変かわいいが、OLの生態を赤裸々に描いている(らしい。私がこの漫画を働いた経験のある女性 に見せたところ、いつもこういう評価だった)OLの生態だけでなく、サラリーマンの生態も正確に書いており、多方面にわたって参考になる点が多い。

 

松苗あけみ著、ブーケコミックス。集英社発行。これまた松苗あけみの大変な傑作である。自分でも書いているように少し筋にわかりにくいところがあるが、ちょっとしたセリフにも学ぶ点は多い

 

守村大著、週刊モーニング連載。大分時代をさかのぼって、男2代+αにわたっての物語。時代が過去の時代を扱っている間は非 常におもしろかったのだが、現代になったとたんおもしろくなくなった。しかし前半ー中半のすばらしさは並ぶものがない。主人公を見守っているおばあさんが 全編にわたってでてきて、彼女が時々鋭いセリフをはく。YZ姉妹で引用したのはそのおばあちゃんのセリフ

 

有間しのぶ著、講談社。女子校を題材にした4駒漫画であるが、妙におもしろい。しかしながらこれが女子校の実体をしめしているのかどうか は私に判断できるところではない。しかし、3巻の裏表紙に書いてあるこの言葉はここに書いておく価値があるだろう「おれのあのコだけはちがうやい。。。。 はっきり言っておーまちがいよ」しかしこうした真理も、2-3度痛い目に遭わないことには理解できないと言うのは悲しい人間の性と言うべきか。
 
書評:「マカロニほうれん荘」の項参照
 
 
書評「蒼天航路」参照。
 
 
くらもちふさこ著、別冊マーガレット連載。前後編。高校時代の女の子の姿をつづった傑作。くらもちふさこは「漫画を書くと言うことは人格 を磨くこと」というセリフを残しているが、確かに彼女の漫画からはそういった姿勢が伺える。気恥ずかしかったり、かっこわるい姿もそのまま受け止めて漫画 にしている。だから気楽に「ふいー」と読めはしないが、必ず何か読んだ後に心に残る物がある。

 

講談社+α文庫、チャールズ・M・シュルツ著、谷川俊太郎訳、河合隼雄解説。ごぞんじSNOOPYの漫画文庫本シリーズであ る。スヌーピーの本には、時々各界の有名人(なのだろう)が自分のスヌーピーに対する思い入を書いていることがある。女性の「思い入れ」でままあるのが 「とにかくスヌーピーはかわいい。大好き!」という類のやつである。しかしこの本はそんな内容のものではない。ガリバー旅行記が少年少女文庫に載っている ほど極端ではないが、、、、英語の勉強にはなかなか役に立つ本でもある。

 

花とゆめ連載。魔野峰夫(この字があっているかどうか自信がない)著。非常にユニークなギャグ漫画。もっともときどきギャグでないシリア スな面も顔をのぞかせる。数年前に妙にはやり、確か映画化、TV化までされたと思った。未だにこの漫画が続いているかどうか私の知るところではない。私の 友人にこの本にでてくる「タマネギ部隊」の隊員に感じが似ている人間がいたが、彼はそのことを指摘されるのをあまり好んではいなかったようだ。私から観る とこの「タマネギ部隊」というのはあこがれの職業の一つなのであるが。

 

書評:「倫敦階段を下りて」の項参照
 
 
書評:「ナニワ金融道」の項参照

 

書評:「沈黙の艦隊」の項参照
 
吉田戦車著。私が吉田戦車の作品を読みだしたのは「伝染るんです」からだが、この作品はそれより前のものである。従ってやや「普通の漫 画」に近い。しかしおもしろいことにかけては他の作品にひけをとらない。最後に上官が夢見る「全人類力士化ガス」が描くユートピアはどこかもの悲しい。
 
書評:「天才柳沢教授の生活」の項参照。
 
書評:「Rocks」の項参照。
 


CanLearnSomething

書評:「コンサルタントの秘密」の項参照
 
 
G・M・ワインバーグ著、木村泉訳。共立出版株式会社。上記「コンサルタントの秘密」よりも幾分軽めのタッチで書かれているが、内容は深 い。bitというコンピュータ関係の雑誌のコラムで内容の1/3は紹介されて好評を博したそうだが、決して内容はコンピュータシステムに偏っているわけで はない。コンピュータに指一本ふれなくても(最近そんなことが可能かどうかは別として)人間社会に関わる人であれば必ず参考になるところがあるはずだ。

 

G・M・ワインバーグ著、木村泉訳。共立出版株式会社。上記「コンサルタントの秘密」と並ぶ著者の代表作。記述は大変平易で論理的には明 快だが、その意味するところを汲むのはとても難しい。初めてよんだのは31の時だが、今読み返すと全く別の本のように読める。いつ読んでも読む価値のある 本だ、と思えるのではあるが。
 
梶山健著、PHP文庫。荘子の説明に「戦国時代儒家」などというとんでもない間違いがあったり、阿南陸軍大臣の自殺の状況説明が「日本の 一番長い日」とかなりの点で相違しているなど、妙な点も多いが、短い文章がたくさん入っている本なのでトイレやお風呂で読むのにちょうど良い。   
 

 

書評:「聖なる予言」の項参照。  
 
新潮文庫、塩野七生著。内容に関しての感想は「マキャベリと私」に書いている。ハードカバーをみた瞬間に買おうとしたが「待てよ。文庫本 がでているのでは」と重い、周りを見回すだけの分別があったのは実に幸運だった。値段もさることながら本の置き場所も最近は非常に悩まなくてはいけない状 況なのである。  
 

 

書評:「北朝鮮その衝撃の実像」の項参照
 
書評:「どくとるマンボウ航海記」の項参照
 
書評:「ローマ人の物語」の項参照
 
書評:「男の肖像」の項参照
 
科学について」参照のこと
 
書評:「自省録」の項参照
 
書評:「ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙」の項参照
 
ディヴィッド・ハルバースタム著、浅野輔訳。朝日文庫 今のところまだ読んでいる最中です。そして考えをまとめ文書にするにはもと時間がかかりそうです。
 
書評「ガリア戦記」を参照のこと
 


小説

田辺聖子著。源氏物語をベースにした楽しい小説。とは言っても楽しいだけではない。随所に作者の鋭いものの見方がちりばめられている。昔 国語教師に「生徒が源氏物語に興味を持たない」と言ったときに「私本源氏物語を参考として勧めたらいいのでは?」と言ったことがある。もっとも彼女がこの 本を本当に授業で使ったかどうかは定かではない。

 

トマス・ハリス著。菊池光訳。新潮社。映画化されて1992年のオスカーを総なめにしたので記憶されている方も多いだろう。小説の方も大 変な傑作である(少なくとも私はそう思っている)映画のような映像はない。しかしそれを補って有り余るまでの恐怖、人々の感情を描き出してくれる。ちなみ に未だにこの映画を日本語の字幕付きで見たことがないので、小説を読まなかったらとうてい筋は理解できなかっただろう。

 

書評:「HANNIBAL-ハンニバル」の項参照
 
書評:ガリヴァー旅行記の項参照
 
書評:「ボートの3人男」の項参照

 

書評:「ジャッカルの日」の項参照
 
書評:レッドストームライジングの項参照
 
書評:坊ちゃんの項参照
芥川龍之介最後の作品。この作品に関する感想は、リンク先を参照のこと。
 


Computer

原作は名著であり、ほとんど初期のCの仕様書でもあったわけだが、なんといっても和訳はひどい。初期の版で付録にあるstrtok関数の説明が「和訳」で理解できる人がいたらお目にかかってみたい。なみに原版は"THE C programming Oanguage" by Brian w. Kernighan and Dennis M. Ritcheである。

 

Lemay perkins Webster著、Hayden Books社本当にこの本を本当に21日で読む人がいるとは思えないが、結構よみやすくJavaの勉強に大変役にたった。

 

Mark c.chan, Steven W. Griffith , Anthony F,Iasi共著、舟木将彦訳 オーム社 Javaの広い範囲のトピックスをカバーしており、知りたいことは大抵書いてある。プログラミングの時に脇にお いておいて読むのに重宝している。一つのトピックに関しての記述はやや浅いが、カバーしている範囲を考えればやむ終えないだろう。
 
O'Reilly社発行、Simson Garfinkel著、山本和彦監訳、株式会社ユニテック訳。フリーの暗号化プログラムPGPを例にとってはいるが、暗号化全般に関する概要が分かりやす く説明されている。それだけでなく、暗号を巡る歴史的な記述がしっかりなされており、近代の暗号を巡る人間の物語、としても読める。
 
書評「Life with UNIX」参照
 
メディアテック刊/ドッシー秋山&キャメル桜田著。CGIを実際に作ろうという時に参考にした本。多少言葉付きがなれなれしかったり、わ けのわからないイラストが書いてる難はあるものの、内容は簡潔でしかも要点をおさえており、大変参考になる。読む人にわからせよう、という意図と工夫がう かがえる。関連WebSiteからは使われているCGIがダウンロードできる。


映画

映画評:Air Force Oneの項参照
映画評:Titanicの項参照
 
映画評:NIXONの項参照
 
映画評:Contactの項参照
映画評:恋愛小説家の項参照
映画評:Cinema paradisoの項参照
映画評:Deep Impactの項参照
 
映画評:廃市の項参照
 
映画評:転校生の項参照
 
映画評:戦場のメリークリスマスの項参照
 
映画評:時をかける少女の項参照
 
映画評:アイコ一六歳の項参照

 

映画評:ターミネータの項参照
 
映画評:さびしんぼうの項参照
 
映画評:Silence of the lambsの項参照
 
映画評:Saving Private Ryanの項参照
映画評:Armageddonの項参照
映画評:Anastasiaの項参照
 
映画評:恋に落ちたシェークスピアの項参照
 
映画評:Match Makerの項参照
 
映画評:The Thin Red Lineの項参照
 
映画評:Major League 3の項参照
 
映画評:オースティン・パワーズ・デラックの項参照
 
映画評:My Best Friend's Weddingの項参照
 
映画評:Matrixの項参照
映画評:ハート・オブ・ウーマンの項参照
 
映画評:Starship troopersの項参照

 


その他

名古屋のローカル新聞のある一日の夕刊ですがいろいろと考えるネタを与えてくれました。

 

この傑作編におさめられたJapanese styleのユーモアというかなんというか非常に説明しずらい傑作の数々には笑わせられたり、関心させられたりいろいろさせてもらった。

 

書評:「Cheers」の項参照

 

書評:「スティーブン・ホーキング-天才科学者の光と影」の項参照
 
書評:「チャーチル」の項参照
 
 米国で1997年から放映されている一時間物のドラマ。かの地では大当たりでエミー賞をとっている。ボストンにあるちょっとエキセントリックな法律事務所に勤めるAlly McBealとその周りの人々を描いており、コメディタッチでありながら、人間を面白く興味深く描いてみせてくれる。主役の女優はTVの他に舞台演劇も長年やっているそうだが、その演技はストーリーと同様千変万化して飽きることがない。また見方によっては「アメリカでは本当にこんな裁判があるの?」と見る こともできる。少なくともドラマの題材になるくらいには存在しているのだと思っているが。