題名:巡り巡って

五郎の入り口に戻る

日付:2004/7/14


安養院:東京都(2004/6/26)

目黒の羅漢寺から駅に戻る道、ふと気がつくとのぼりがはためいている。

ここが本日の目的地その2,安養院である。なんでも印度風の巡るところがあるのだそうな。確かに看板にもそれらしきものが書いてある。

さて、、と中に入っていくがそれらしきものが見えない。いや、もちろんお寺だから腰に悪そうな格好をした(中途半端に腰を曲げているのだ)像とか頭の上に何か載せた像とかいるのだが、これはインドと直接関係はあるまい。

えーっとえーっとと見回すことしばらく、建物の横に「美術館、百羅漢」と書かれた矢印があることに気がついた。それが指す方向をたどっていけばあったではないか、それらしき入り口が。

わーいわーいと思ったがまだ話は終わりではない。カギが閉まっており、中に人の気配がないのだ。しょうがないから建物に顔を突っ込み声を掛けて開けてもらった。入場料は800円。後から考えればこれはちょっとすばらしいお値段だったのではないかと思う。

中は(またもや)撮影禁止なので中の写真はありません。。しかし特筆する物があったわけでもない(と悔し紛れに書いてみる)インドのなんたら、インドのかんたらが陳列しあり、かつ通路がちょっと凝った造りになっているくらい、、あまりに凝っていて通りにくい場所もあったが。だけでは想像しようもないと思うので、パンフレットにあった写真を載せておく。

いや、もちろんその道に詳しい方が見れば「をを。こんなものが」という物があったのかもしれないが、不幸にして無知な私には豚になんたらである。というわけで印象に残ったのは入り口通路(前掲の案内図では「曼荼羅群展示場所」となっている場所)にあったおみやげ品の数々。たとえば指輪がいくつかはいった箱にはこう書いてある。

「働き者でお金持ちになりたい人は絶対買おう!!」

いや、たぶんこういう指輪を買っている人はお金持ちにならないと思います。と、金持ちでない私が言っても説得力ないですか。他にも●%Offという札がついたイヤリングやらなかなか味のある品々が並んでいる。

さらに入り口近くにはこんな張り紙がある。

「新年オールナイト開館のお知らせ
十二月三十一日午後十一時ヨリ一月一日元旦午前四時まで開館
お福銭、新酒、雑煮など接待有り」

大晦日の夜から新年にかけては、800円払ってインド美術の鑑賞をしよう!という人は私が考えるよりはるかにたくさんいるのかもしれん。などと考えたところで安養院巡りはおしまい。別の方から出ると狛犬が結構妙な格好をしていた気がするのだが定かではない。

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注釈