映画評

五郎の 入り口に戻る
日付:2014/7/1

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クリード 炎の宿敵 :CREED II (2019/1/20)

今日の一言:30年前

この映画の下敷きとなっているロッキー4は1985年公開とのこと。当時の私はまだあまり映画を観ていなかったが「しょうもない映画だなあ」と思った記憶はある。

それから34年。ソ連はなくなりロシアとなり、共産主義時代の地味な町並みはラスベガス底抜けの華やかさになった。当時この変化を誰が想像できただろう。とはいえ、最後に観衆が米国のボクサーに歓声を送るところとはあいかわらずのロッキーシリーズ。思えば当時は新入社員で独身だったか。一口に30年といっても、、と映画に関係ないことを考えていたのには理由がある。

ロッキー4はロッキーシリーズの行き詰まりを「米ソ冷戦」に押し付けることで成り立った映画だった。このクリード2はいったい何を目指したのだろう。ただぼんやりしている。

思えばロッキー4の方が珍品の楽しさがあったか。この映画にはいろいろな要素はあるが、バラバラ。娘に母親の聴覚障害が遺伝するところとか、そもそも娘とか、相手側の嫁事情とか。別にそんなものなくても「強いやつにやられて復活する」でいいと思うのだが。

敵役はただのマザコンロボットで人間っぽくない。戦いが始まる。時計をみるとまだ1時間。ということは負けるな。そのあとお約束通り復活して勝つのだが、なぜ復活したのか、なぜ強くなかったのか観客である私には伝わってこない。だから最後の勝利にはあくびしかでない。

唯一良いのはクリードのどこか愛嬌のある情けなさ。これだけは金の取れる芸と思うが。


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注釈